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Secret my Heart。

【Secret my Heart】=【秘め飾り】




帯びた熱も冷めてきたし、
日記を始めましょうか。



今日、我が3組(学科の人数が多いため、学籍番号順に3クラスに分ける授業がある)では、
学校の先生についての話しで盛り上がってた。

ドイツ語の先生、発音悪すぎだよー、とか、
英語購読の先生って何者なんだろうねー、とか。

…ちなみに。

英語購読の先生は、何のアビリティを持っているのか、
昔、ゴスペルソングを訳せるのは、彼だけだったらしく、
それでものすごいお金儲けをしてたらしい。

本当かどうかは知らないけれど…。

聴く限りでは羨ましい職業ではある。



さて。本題。


今日、春菜がオレの宿題を手伝ってくれるとか言い出したので、
約束の時間まで待ってたのに、一向に来ず。

6時半になっても来なかったので、電話をしてみた。

留守電。

いつもの4人組の、もう一人の女の子Kに電話してみる。


幾つかのコール音のあと、出た。


春菜がドコにいるか知らない? と訊いたら。


今、病院、と返ってきた。




何を言っているのかわからなかったけれど、
話を落ち着いて聞いてみたら、どうやら、階段からずっこけて捻挫したらしい。

で、
学校の保健室に行ったら、病院にいったほうがいいって言われたから、
タクシー呼んでもらって、連れて行ってもらった、とか。



すぐ行くから、とだけ伝えてもらって、
チャリはまだ預けっぱなしだったから(家のカギは不動産屋に開けてもらい、予備を使用中)、
暗くなっていた街を走って、
電車に乗ったら、一気に何も考えられなくなった。

駅前からタクシー拾って、病院の名を告げる。

待合室では、足首に包帯を巻いて、松葉杖を持つ少女の姿。


病院の中だったから、怒らないでいた。

我慢してた。


Kが駅前までついてきてくれた。病院側だから、逆方向だけど。

「別に来なくてもよかったんだぞ。逆方向じゃねぇか」
「うん。だから、ここまで」

そんな、実に彼女らしい理由でついてくる。
そこで別れて、二人きりになったから訊ねた。



お前、どうして連絡しなかったんだよ、と。


別に、関係ないといえば関係ないと思う。

所詮は他人事なんだし、一緒の大学に通う幼馴染み。

何でもかんでも話す必要はないけれど、何故か、オレはキレてた。



定期を改札に入れて、もう大学も閉まってたから、
ほとんど人がいない駅のホームで。

色々と急いでたから、と言った。

たぶん、ウソ。


「…まぁ、いいや。今日だから許す」
「知らせるのが明日だったらどうするの?」
「そうだなぁ…。たぶん、ぶん殴ってたかも」
「今日、知らせることができてよかったよ…」


オレの冗談は、こいつにまったく通じない。

ホームは階段を上り下りしなきゃいけなくて、
だから、オレは春菜をおんぶして運んだ。

ああ、めっちゃ恥ずかしい。
見られたら死ぬかもしれん…。


電車に乗って、とりあえずは彼女の家へ。


恐らく、ご飯を作るだけでも大変だろうから、晩御飯は作ってやる。

ご飯作ってくれて、待ってたんじゃないの、と訊かれた。
そんなワケないと答える。

それはウソ。

時間が余ったから、自分が好きで、作りやすいロールキャベツを作って待ってたけれど、
そっと黙っておいた。

急いで出てきたから、そのまま作り置きされてる。
家に帰るころには、きっとダメになってるなぁ、なんて作りながらぼんやりと思った。



「少し疲れてないか?」
「うん。少しだけ、眠いかも」
「ご飯作り終えるまで少し寝てな。起こすから」
「うん。あ、あのね、訊きたいことあるんだけど」
「なに?」
「お礼とか言ってなかったね。ありがとう」
「…いや。お前が大事に至らず此処に居る。それが一番の礼だから」


自分たちに救助の要請が来て、
行ったはいいけど、その前に地元の消防隊が何とかできたとき、
何も起こらなければそれでいいって、よく救助隊の人は言う。

それは、すごい、幸せなことなんだなって。


「んにしても、足って聞いたから心配したぞ」
「そ、そうだよね…。ごめんね、ほんとに」
「や、いいんだけどね…」



まぁ、なんで足にオレらは、こう、真剣かって言うと。
ちょうどいい機会だから話すと、
オレらの幼馴染みで、今の春菜の恋人である翼は、
実は下半身不随なんだな。


少し、昔話を語ろう。


一昔前の冬休みに、
ジャングルジムに足を滑らせて落下して。
凍結していたのか、雪で湿っていたのかはわからない。

入院すれば、完治するって言われた。
でも、治らなかった。

病院内で、オレの大嫌いな“看護士”に虐待されたから。
精神的なものか、それとも肉体的なものか、
翼はあんまり喋らないから、今でもその理由は知らないけれど、
ヤツが言った言葉はそれだけだった。

裁判沙汰になって、その看護師に審判が下された。

罰金だけだった。

まだ仲が悪くなかった頃、オレの母親が言った。



正義の人になれ、なんてコトは言わない。
あなたたちは、あなたたちが正しいと思う大人になりなさい。



色々と他にも言われたけど、
その言葉だけは、今でもよく覚えてる。

きっと、オレの母親も悔しかったんだろうと思う。

もっと刑を重くしてやりたいのに。
人の自由を奪っておいて、金で解決するなんて有り得なかった。



夢は、決まった。


従妹は、それ以来、弁護士になろうと決めたらしい。
夢は叶うかわからないけど、東大文Ⅰにいるから、その途を進んでいることは間違いない。

オレは、そのとき、義手や義足は作りたかった。
というか、翼を歩かせてやりたかった。
医師になりたくて、機械整備士になりたくて、またまた“大嫌いな”看護師になりたくて。
その思いは引き継がれて、オレは今、この大学にいるんだけど。

だいぶ、繋がってきたんじゃないかな。
どうして、オレが義手や義足を作りたかったかってのが。

…そういや。高校のクラスメートのお嬢さんはこれを知ってましたね。


春菜だけは、決まらなかった。
翼が、車椅子に乗って言ってくれたらしい。

「好きなことを、やったら?」

だから、こいつだけは、本当に自分の好きなコトをやるためにいる。

別に、オレらだって、嫌々ながらやってるわけじゃない。
嫌いでもない。好んでやってること。



…昔のお話はしゅーりょー。
なんか、暗くなっちゃったね。だいじょぶかしら。



ま、そんなワケで、オレらは足の怪我にトラウマがあるのですよ。



それから、翼の話題に入って、昔のことを物語って。
随分と時間が過ぎて、夜になって。

明日のコトとかを色々と話し合って、
帰ってきた。




帰り道。

少し、今日は寒いと思う。


明日のことについて考えてると、ふと思った。




オレ、春菜に対して、過保護すぎじゃねえ?





…た、確かに。

足首を捻挫しただけだぜ?

4,5日は歩けないとか、なかなか酷いとはいえ、
たかだ足首の捻挫に、オレがそこまでしてやる義理はないんじゃ?


まぁ、そこまでする理由は、ないわけじゃない。


ひとつ。
オレの性分で無理。

ふたつ。
今のオレの重要なファクターである幼馴染みだから。


そんなもんか。

いや、まだあった。



…そういえば。



オレは、昔、こいつのコトが、好きだったんだっけ。




今更ながらの告白。


途中で諦めたんだったな、そういや…。

理由は覚えてないけど…なんでだっけ。




過去に届かなかった想いが、
今になって湧き上がることはないけれど、
その時のオレだったら、喜んで世話をしたんだろうな。


元々、オレは世話好きで、極度のお節介だから、仕方ない。






今週の金曜日は、機構学のテスト。
来週は、微分積分学のテスト。

ああ、料理は作れなさそうだから、
朝食は作りに行かなきゃいけないのか。

いや、待てよ。
学食行くのもツラいだろうから、お弁当を持ってく必要があるんじゃ?

そうすると、いつもの7時起きじゃ間に合わないな…。

電車も2本早めないといけないだろうし。
通常の歩きのペースじゃ歩けないだろうし。

歩きで春菜の家まで行って、
洗濯してやって、朝ごはん作ってやって、二人分の弁当を作って。

学校まで鞄を持ってやって、帰りも一緒に帰って。

夕食もオレが作るんだろうなぁ。風呂の時間は、外に出てるとしても。





やることは、山積みだ。






…さて。

いったい、何から片付けようか。


comment

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(;^_^A ダラダラ…

そいや前自分のブログで足の怪我っぽくするのをやっちまった記憶が……


あん時、不快に思ったならすまなかったさぁ。

>リッチー

あらあら。

そこまで私は子どもじゃないですよん?

…ま、きっと、焦ったのは足のせいだけじゃないでしょうからね。
プロフィール
メールアドレス aria_0130☆yahoo.co.jp

跳水

Author:跳水
平凡な毎日…ではない気がする
フツーの大学生の物語。
性別:男。
趣味:ゲーム、読書。

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