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In the easy one…。

【In the easy one…】=【簡単なものだけれど…】



今日は疲れた…。

朝6時に起きて、自分の分の洗濯などを済ませた後、
春菜の家に行って、またおんなじコトをやって、
なるべく早く駅に行って、電車乗って、やっとこさ学校へ。

もう熱量がもたねぇ…。


同じ学科のKに残りは任せて、昼休み。



「…これ、きょーくんが作ったの?」
「うん? そうだけど、なに?」
「なんか、意外…」
「…なんだ、その不満そうな顔は」


Kがものすごく複雑な表情を浮かべる。

どうやら、オレが予想以上に家庭的なコトに不満らしい。
意味がわからん。

男のほうは、まぁ、Hとしておこう。
てか、オレの苗字が、は行、だから、
当然、この文字列になるワケだけどね。

そいつは、何度もオレの家に来てるから、
そう驚いた表情も見せず。


「おい、オレのおかずを奪るな」
「学食行かないと足りねぇんだよ」
「じゃあ、購買行けよ」
「お前が行くなっていったんじゃねぇか!」


あ、そういや、言ったかも。

てか、
別に普通のものなんだけど…。
夕食ならともかく、お弁当までさすがにすごいものは作れないから、
定番の、高校のときより、ちょっぴり豪華にしただけで。


…そういえば、弁当を作るの、彼女さんは得意だったなぁ。

昔、時々、作ってもらってたっけ。



少しだけ、懐かしむ。







つーか、
春菜のお母さんがやってくるらしい。


そりゃそーだよな。


軽い風邪とかなら寝かせときゃいいけど、
歩けないんだし、世話しに来るくらいは当たり前だった。


当たり前のことを失念するなんて…。だいじょぶなのか、オレ。




学校の帰り。

いつもの4人組で、
肩を貸しあったり、荷物を持ってあげたり、階段を手伝ってあげたり…。

てゆーか、何で駅まで行くのに、橋を渡って、階段を下りなきゃいけないんだろ…。
意味分からないだろうけど、ウチの大学来れば分かります。


階段が結構キツくて、だからといって昨日のようにはできず。

Hが荷物を持ち、Kが肩を貸す。


オレは、春菜が落っこちてきてしまったように、後ろから支える役目。

んなもんいらねーだろ、とKに突っ込んだんだけど、
万が一のために、と念を押されて仕方なく。



それにしても。




階段で。




女の子の後ろにいて。




よっこらせと。





どうしても、体重を前に預ける体勢になるから。





腰より下が後ろに突き出されるワケで。






それを。





【使命】で不自然に思われず、階段から下から見るってのは。





それはそれは。






いい眺めってもんで。





春菜が振り返る。





「ちょ、ちょっと…」


「なに?」


「見た…?」



「いや、それは、スカートをはいてるお前が悪い」






それを聞いた春菜よりも、先にキレたのがKだった。





「アンタ、ほんとにだらしないヤツだね」
「うるさいなぁ…。第一、後ろから見てろって言ったのはお前じゃん」
「見てろとは言ってないよ。落っこちたら死んでも支えろって。で、覗いたら宿題を手伝うと」
「それは言ってない」
「気にするなよ、跳水。こいつ、月に何回も女のアレがきて、今日がそのときだから気が立ってるんだ」
「なるほど。生理フラグか」
「…女の子の前で、そういう話を堂々としないでくれるかな」



春菜も呆れながら、こくこくと苦笑いしながら頷く。



私一人でやる、といって、先にKが行ってしまう。

後ろから男二人でついていく。


「んにしても、焦ったよなぁ」
「なにが」
「俺、あいつが怪我してんの初めて知ったからさ」
「ああ、言わなくて悪かったな」
「いいけど。ま、酷そうだけど、後遺症とか残らないようでよかったな」
「…ああ、そうだな」



言葉を濁したけど、理由を知らないHはそのままスルー。

普通の会話をして、やっとこさ駅へ。


「…ねえ、さっきからなに見てるの?」
「おやおや、きょーくん。さっき覗いたパンツが気になってるのかな?」

…まぁ、色とかは黙っといてやるか……。

「違ぇよ…。ただ、いつもと違う春菜を見て、戸惑ってるだけだっつーの」
「そっか。靴下、はいてないもんね」
「そういや、確かに、時間が経っても少し不自然だよな」
「そ、そうかなぁ…」


口々に言うオレらに対し、一人だけ分からず仕舞いの本人。


「ほら。いつもとは違うタイプの服を着てきたら、お前だって戸惑うだろ?」


「………ああ! そだね、きょーくんが水泳パンツで来たらびっくりだもんね


「「「………(゚д゚ )ポカーン」」」





笑うよりも先に、あまりの発言に何も言い出せないオレら。


そりゃお前…。



お前より先に、オレ自身がビビるわ。


2秒後。




オレらは、夕焼けに抱かれて、腹を抱えて、ずっとずっと笑ってた。



「な、なんかヘンなコト言った~?」



春菜は、自分自身の言ったコトが面白いことだとは、本気で思ってないようで、
オレらが大爆笑してるのにつられて、みんなして涙を流すくらい笑った。





ああ、こんな幸せな日々が、
あと何日あるのかな。





できる限り多く、できるなら未来が閉ざされるまで。

笑っていられる日々が続いてくれるといいな。




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