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Our both hands exist to grip something.

【Our both hands exist to grip something.】=【僕たちの両手はなにかを掴むためにあるんだ―――。】



タイトルは、「半分の月がのぼる空 4」の帯コピーから。
それはリンゴだったりミカンだったり、そんな些細なものから、
本当に幸せな出来事だったり、世界よりも、何よりも、自分よりも大切な女の子の手だったり、
けれど、それは“手”じゃなければ掴めないものでもなくて、
なんといえばいいのかわからないけれど、
とりあえず、そんな感じ。



/ラノベ

半月4巻と5巻の半分まで読んだ。仕事しろと何度言ったら(ry

半月はマジで良作です。これは読むべき。
恐ろしいほどリアルな出来です。
実際に主人公の立場に酷いほど近いオレが言うんだから間違いない。
そして、舞台が浜松に一度移るのですが、
この時点で驚きだったオレにさらに衝撃の展開が。


サナルダイ……まるで外国の地名みたいだ。

なるほど。佐鳴台、だ。


…って。


オレの実家の隣の町じゃねーかwwwwwwwwwwwwww


これ話すとオレの実家が特定されてしまう恐れがあるのだが、
まさかの展開にここで話さざるを得ない。
どうせこれ見てる人に知られたところで無害ですし。無害、ですよね?

はっはー。
まさか、こうなるとはねぇ…。
この地名の場所、歩いて2分も掛からず行けるんですが…。
参ったなぁ…。作者、いつ来てたんだろう。


それはともかく。ここからはネタバレ要素を幾分か含むので注意。


※ここから

このお話は、先ほども言ったように、オレの過去の話によく似ています。
自分が味わった絶望感だったり悲壮感だったり無力感だったり、
実体験を基にした話としか思えないほどよく描かれています。

4巻の夏目先生の過去の話には、本当に泣きそうになった。
アニメなどのムービーなら直接目に浮かぶから泣きそうになることはある。アニメでも、です。
今まで、ラノベで泣きそうになったことはなかった。
そういったものを描いてきた普通の小説を見ても泣きそうになったことはなかった。
けれど、それでも、泣きそうになった。
あまりにも、哀しかった。
もっと不幸せな人なんていくらでもいる。もっと泣きたくなる話だってあるのかもしれない。
でも、これが、初めてそういった感情を抱かせた小説だった。

なんなんだろうね、これ。
読めば読むほど切なくなる。独りがつらくなる。今、ここにひとりでいるのが恐ろしい。
それでも、そういった感情は浮かんではすぐに掻き消えてしまう。
前向きだからだろうか、生きる意志を持っているからだろうか、
よく、わからないけれど。

小夜子の健気さに涙が滲みそうになる。
結果を知ってしまってから読み直すと、彼女の優しさが沁みてくる。


「先に死んじゃうけどごめんね」


そんな発言でさえも、二人は笑う。
それしかできない。自分が医者であっても目の前の最愛の人でさえ助けられない。

どれほどつらいのか、オレにはわからないけれど、
近い体験をしたから、ほんの少しは分かる。
自分の無力さが、傍にいればいるほど痛感する。
傍にいたいのに、やりきれなさで巧く接することが出来ない。
理屈じゃなくて、クズみたいなプライドでもなくて、ただの感情論。
簡単だけれど、とっても難しいこと。

これから、彼らがどのような未来を紡いでいくのか、
先が知りたくて仕様がない。


※ここまで





さて、そんなワケで、今日は久々に過去のお話。

お仕事の話は特にないので…いやある。
そろそろ英語の翻訳部門から落とされる気がしてきた。マジで英語勉強しなきゃマズい。
今日、成績見せたら、先生に、

「きょーくーん、これだとそろそろマズいよ? お給料、下がっちゃうよ?」

と言われてしまったので、ちょっと勉強を始めようと思う。院の試験もあるし。
それだけ。オレの無知さを呪った今日の会社の日々。



/というコトでニュースほったらかしで

オレの過去話スタート。

半月の話を知っていると、より先ほどの「似ている」ということが理解できるかと。
いやまぁ、理解してもらおうとは思ってないんで、
ただ、これを読んで、こう思ったから書くだけで、読んで欲しいというワケでもないです。
そんな文章でもよかったら、どうぞ。



あの日、高校二年生の夏、挫折しました。
決定的なまでの、挫折でした。

彼女さんの病気の手術です。
確か、このことについては曖昧だったとは思いますけれど、
この人の病気の手術の成功率は5パーセント未満と言われていました。
普通のレベルのお医者様では絶対に治せない、普通ではない病気でした。

でも、彼女の病気は、いわゆる、死に至るといった類の病気ではなく、
脳神経及び血管の細胞が脆いために起こる病気で、
よく貧血を起こすという病気でした。
とはいえ、それだけの病気ではありません。
血管が圧縮されたり弛緩されたりするため、
いつ脳に血が行き届かなくなるかわからないのです。
よって、死ぬという可能性よりも、脳死の可能性が高い病気です。

日本の高名なお医者様たちは予約がいっぱいですし、
もっと重病である患者さんたちがもたくさんいらっしゃいますから、
到底この病気のために手術の日程を早めてもらう、ということはできませんでした。

だから、海外のお医者様を呼びました。
お金だって半端じゃない額でしたけれど、それでもよかったのです。

手術は、成功しました。5パーセントの壁を乗り越えたのです。
お金なら少し足りなかったけれど、集めたつもりでした。
渡そうとしたら、彼はただ一言、言いました。

いらない、と。

付け加えて、

この子がよくなればそれだけでいいし、お金なら病院からもらっている、と。

当時、いえ、今もですけれど、お金がない彼女の家族は、
その言葉は願ってもないことでしたけれど、
それでも納得できるわけがありません。
世界で一番大切な娘の難しい手術を成功した上、
わざわざ海を渡ってきてくれた人に、
何かお礼をしなければならないとは思ってはいたけれど、
お金以外のもので渡せるものはなにもなかったため、
それだからこそ、お金をどうしても渡したかったのです。
そこで、あまりの押しの強さに挫けた彼は言いました。

帰りの飛行機代だけくれないか、と。

そんなお医者様でした。
とてもいいお医者様でした。
前に一度、特集を組まれたことがあって、
テレビにご出演なされていたことがありましたが、
それ以来、私は一度も会っていません。
彼女の両親は、娘も連れて行ってお礼をしにいったそうです。

そこで、私は、そこで見たある事件よりも、
より決定的な挫折を味わうことになりました。嬉しい挫折なのかもしれません。

お医者様が5パーセントの奇跡を生んでしまったからです。
私は、そのときも、今でも、これからも、自分に自信を持てない人間です。
だから、そういった奇跡を自分で起こせるとは思えないのです。
お医者様が信じる最も重要な三項目を下から言うと、
自分の腕、人間の生命力の神秘、そして、奇跡なのだそうです。

その彼女の存在を知ってしまったからこそ、
例えば、私がその有名なお医者様だったとして、
それを成功させることが出来るでしょうか、と考えてしまうのです。
5パーセントです。成功する確率のほうがよっぽど低いのです。
それを失敗してしまったときの、
患者さんとその家族の気持ちを考えることが出来てしまうのです。
手を、ぬくもりを、笑顔を、知ってしまったから。

これが、恐らく、輝かしいまでの思い出と、致命的なまでの挫折でした。





…と、こんな感じのオレの挫折と彼女さんの病気のお話。

これ以降、どうでもよくなってしまったんですねー。
そもそも、医者になるという理由が不純すぎた。

たった一人の人を救えたら、他の人なんてどうでもいい、とか、
そんなことを思っている医者なんか医者ではないですからね。

んー。
まぁ、そんな紆余曲折を得て、今の夢を追いかけているワケですが。
これだったら、医者に必要な「自分の腕」という項目を省くことが出来ますからね。
勿論、それに至るまでの技術は大変なものです。
でも、失敗が許されるじゃないですか。最後のものが完成しているのであれば。

あとは、患者さんのリハビリによる努力と、その回復力を持つ人間の神秘と、
奇跡さえ待てばそれでいいのですから。

勿論、それでも治るとは限らないのが現実です。
どんなにがんばっても治らないことだってあるに決まっています。

努力している人のすべてが成功するわけではないけれど、
成功する人のすべてが努力はしているものです。

そう思っています。
だって、そう信じなきゃ、現実があまりにつらすぎるじゃないですか。

神様とやらはいないと思っています。否、いません。
ありきたりな理由で、いるのだったら、こんなに理不尽な現実を創造しないからです。

でも、神様とやらの存在は大好きです。
世の中、生きている中で本当に苦しいことがあったら、
絶対的な力を持つ神様の力不足だといくらでも恨めるのですから。
いない存在なのですから、どれだけ恨んだって、憎しみを注ぎ込んだって、
誰にも怒られもしない。咎められもしない。
嗚呼、それこそ、理不尽なまでに大好き。狂って仕舞うくらいに。





…ええっと、まぁ、なんというか。
これくらい語れば、過去の日記ともあわせて、
大体が繋がるんじゃないかなぁ、とか思ったり。


勿論、今でも彼女さんは元気で過ごしています。
また血管が弱くなってきたのか(それは手術後にも言われた)、
時折、貧血症状を起こして気を失ったりしてしまうことはあるのだけれど、
お医者様曰く、少しは弱るかもしれないけど、これ以上は治せないし、まず手術が必要なほど弱くなることもないらしいので、
仕方ないとは思っていつつも、前よりもずっと元気です。
今頃、猫に囲まれて幸せに過ごしていることでしょう。

浜松の医者に見せたら適当なコトを言われて、
彼女さんは酷く傷ついたので、もうあの病院へは行きませんし、
奴が言った言葉も信じません。
オレはそんなことを言える実力も資格も持っていないけれど、
それだけは断言できる。それは、理由じゃ、ない。


あー。幸せだなぁ、とか。

書き終わって見直してみても、やっぱりオレは幸せだと思うね。
そんな軽々しく使える言葉じゃないのは承知しても使えるくらい、
オレは幸せなのであります。
あの人が、生きていてくれて、本当によかった。





そんなちょっとした過去のお話で今日は終わりです。

明日からは普通の日記だと思います。ニュースもきちんと集めます。


それではー。




comment

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3日か2日で四話まで読んだんですかw
半月はいい作品ですね・・・
なんとなく物語とあなたが似ている気が俺にはしましたw
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メールアドレス aria_0130☆yahoo.co.jp

跳水

Author:跳水
平凡な毎日…ではない気がする
フツーの大学生の物語。
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趣味:ゲーム、読書。

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